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VAN

明日朝が早いため一度ベッドに入ったのですが、またVAN(バン)の事を想い出し眠れなくなってしまいました。

VAN。それは茶色の雑種の犬でした。
私が高校1年の時、友達の彼の家で生まれた子犬を譲ってもらったのです。
コロコロで可愛い子犬は、元気でよく私にじゃれ付いていました。
小さい頃から動物好きだった私は、学校が終わるのを待ちかね、毎日一緒にVANと遊びました。
でも、卒業して就職すると同時に、新しい社会で学生の頃とはまた違う世界と人間関係の楽しさにかまけ、VANの存在を忘れがちになっていってしまいました。
会社が終わると、友人たちと遅くまで遊びまわり、家には寝に帰るだけの毎日。
そんなある休日の夜、VANの様子がおかしい事に気づいたのです。
何日か前から食欲がおちたなとは思っていたのですが、夏の暑さのせいだと深くは考えていませんでした。
気づいた時には、犬小屋から出てくるのもやっとという状態にまでなってしまっていたのです。
その日、私の姿を認め、ヨタヨタと無理をしながらも傍に這い出てきました。
そして、悲しそうな瞳で私を見上げて、力なく尻尾を振りました。
「明日、仕事から帰ったらすぐお医者さんに行こうね。」嫌な予感がしながらもVANを小屋に寝かせました。
でも予感はそのまま、翌日的中してしまいました。
仕事から帰ると、VANは小屋の中で冷たくなっていたのです。
たった一人で。

母と二人で、VANを箱に寝かせ、綺麗な花と好きだったおもちゃと、ご飯を入れて、斎場に連れて行きました。
そのまま、私は2日間寝込んでしまいました。

もっと遊んであげればよかった。
もっとちゃんと世話をしてあげればよかった。
もっと、もっと、傍にいてあげればよかった・・・。
寂しかったよね。悲しかったよね。苦しかったよね・・。
二度と取り返しのつかない後悔と大きなショックと。
あの最後の、私を見上げる彼の悲しそうな瞳を、私は一生忘れる事はないでしょう。

だから。
まりんは幸せでいて欲しい。
VANの分まで必ず、必ず幸せにする。

いつか私がそっちへ行った時、彼は私を迎えてくれるだろうか。
あの頃のように、尻尾を振って来てくれるだろうか。


image82.jpg

     まりん、幸せ?
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| ワンコ | 02:57 | コメント(-) | トラックバック(-) | TOP↑

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